アメリカ大統領トランプ当選、反対デモVSトランプ効果論
重要大都市でトランプ当選反対デモ
カルフォルニア州シアトルでは、デモ隊約100人が道路を占拠し、ゴミ箱を焼き、オークランドでは、トランプ 模型を焼きもした。
オレゴン州ポートランドでは、デモ隊が高速道路を占拠した。フィラデルフィヤ・ボストンなどでも数百名から数千名のデモ隊がトランプタワーと議事堂の前で抗議デモをしたり、道路を行進をした。
ワシントンDCホワイトハウスの前ではろうそくの集会が開かれた。
一部のデモ隊はピケットを持って近くのトランプホテルまで行進し、“人種差別主義者退け” などのスローガンを叫びも出した.
ニューヨーク、マンハッタンのトランプタワーの前では、数千人のデモ隊が
「トランプは私の大統領ではない(Not my president)」 などのスローガンを叫んで、デモを起こした。
トランプに反対する「私の大統領ではない(#NotMyPresident)」というハッシュタグを付けたツイッターが49万件、クリントンを支持する「まだ彼女と共に(#StillWithHer)」が付けられたツイッターが14万件を越えるほど書き込まれた。
ツイッターではブレグジット( Brexit:イギリスのヨーロッパ連合脱退)のように、アメリカ連邦を脱退しようという「イエス!カルフォルニア独立運動」キャンペーンも本格化された.
民主党支持勢力の強いカルフォルニア州では分離独立を意味する「カレグジット(Calexit)」が急速に広がっている。
知識人の社会でも衝撃を受けた。2008年ノーベル経済学賞受賞者ポール•クルーグマンは、9日ニューヨークタイムズ誌の寄稿文において
「私は私たちが住んでいる国をきちんと理解していなかった。長い間もっとも開放的で寛容的な社会になったと思っていたが、間違いだった。今日の夜は、恐ろしい事実が明らかになった“暴露の夜”だ」と語った。
「私は私たちが住んでいる国をきちんと理解していなかった。長い間もっとも開放的で寛容的な社会になったと思っていたが、間違いだった。今日の夜は、恐ろしい事実が明らかになった“暴露の夜”だ」と語った。
これからさらに良くなるだろう。
「トランプ 効果論」
アメリカ各地で反発デモが起きているが、これは一部地域だけの現状であり、トランプの当選によってこれからさらに良くなるだろうと言う、言わば「‘トランプ 効果論」が数を得て行くだろうという展望も出ている。
アメリカ内でいままで疎外されていた白人中下層らの不満を解消しながら、階層の葛藤を
緩和させる要因になるだろうと見られている。
トランプショックは、おもにニューヨーク証券取引所などで多く提起されたが、トランプが当選すれば、市場を不安にさせるだろうという主張が多かった。しかし、トランプの当選が確定された後の初日、ニューヨーク証券取引所はむしろ上昇した。ドイツ、イギリスなど、ヨーロッパの証券取引所も、一斉に上昇し、取引を終えた。
セキュラインベストのニコペンテリスリサーチ部門代表は、「投資者たちはトランプ政府で
インフラ投資が増える事を期待していて、これにより、主要な鉱物が上昇すると予想している」と説明した。
外交の面でも、当初には、極端的な対立の可能性に、トランプショックが憂慮されたが、トランプ当選後、ロシアと中国など競争国らがむしろ歓迎する様子を見せている。
トランプが選挙期間には、強硬な公約を掲げていたが、当選後には、実行可能な内政•外交政策を繰り広げようとしているので、心配する必要がないという反応である。
ロシアプーチン大統領は、トランプ当選をきっかけに、アメリカロシア関係に新しい転機が来るだろうと、トランプ当選を歓迎している。
韓国のパク・クネ大統領は、トランプ氏と電話会談を持ち、近日中に訪韓する事を要請したことがわかった。
日本の阿倍総理もトランプ氏と電話会談を持ち、17日ニューヨークで会談する予定である。
絶対にトランプのような人物は当選しないだろうという予想はみごとに外れた。
アウトサイダーに、どこへ飛んで行くかわからない性格を持っている彼が、どうか憂慮の声を信頼の声に変えてくれる事を願うのみである。
アウトサイダーに、どこへ飛んで行くかわからない性格を持っている彼が、どうか憂慮の声を信頼の声に変えてくれる事を願うのみである。
米大統領?!
ReplyDelete「 Not my president 」と言ってヒドイね !
ReplyDelete肯定的な影響もないだろうか。